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2014年3月20日 (木)

経営者の条件

このブログは自分の学びのために書いています。

今回は「経営者の条件」です。
 
 
いわずとしれた経営学者、マネジメントで一世を風靡したP・F・ドラッカーによる1966年の著書。
名経営者と言われる方々が、口々にドラッカーを尊敬する理由がよくわかる。
間違いなく歴史的な名著の一つに数えられる一冊ではないかと思う。
 
普通、マネジメント関連の書籍は人をマネジメントする方法について書かれる事が多いが、本書では成果をあげるために自らをマネジメントする方法が書かれている。
 
頑張れば成果があがる、逆に成果をあげるために頑張ればいい、という時代は既に終わっていて、現代において、成果をあげることは「頑張る」という事とは違う何かが必要となっている。
本書では、その「成果をあげる」という方法について論じられており、著者は「成果をあげる能力」は必ず手に入れられるという。
世界中のエグゼクティブでも、生まれつき成果を上げられる様な人は存在しないという。
「成果をあげる能力」は努力して身につけれるものであり、習慣なのだと主張している。
 
その具体的な方法は、以下の5つのステップによる。
 
1.自分の時間が何に使われているかを記録する。
 継続的・持続的に行う事で時間の無駄(する必要のない事、他人でもやれる事、コントロールできうる時間の浪費)を見つけ、それをやめる。
 これは記録することであり、作業的な段階である。
 
2.貢献に焦点を合わせる。
 自らがそこにいる理由である貢献について徹底的に考えること。
 自らに対する高度の要求、自らと組織の目的についての考え、価値への関心が必要となる。
 これは姿勢の問題である。
 
3.強みを活かし行動すること。
 自らの強みを実践し自己開発し、個人の目的と組織のニーズを結びつけること。
 これは価値の問題である。
 
4.最も重要な事に集中せよ。
 洞察・自立・勇気など、人に関わるリーダーシップの発展がなされるべきである。
 これは人格の問題である。
 
5.意思決定をする。
 問題の種類を知り、必要な条件を明確にしたうえで、何が正しいかを知り、行動に変える。
 フィードバックにより、意思決定の基礎となった仮定を現実的に継続的に検証する為に、自ら出かけ現場を確かめること。
 意志決定は事実ではなく、意見からスタートする事で成果を上げる事ができる。
 これは行動倫理の問題である。
 
経営管理者であろうと、独立した職人であろうと、成果=報酬に変わりはない。
逆に、時間や労力をかけても、成果をあげられなければ、努力も知力も水泡に帰すであろう。
自分と未来は変えられる、という言葉にそって、自ら成果をあげる能力を手に入れる為に、時間を記録する事から、はじめていこうと感じる読書であった。

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