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2014年2月 7日 (金)

活眼活学

このブログは自分の学びのために書いています。
 
 
今回は「活眼活学」、陽明学者であり「平成」という年号の名付け親でもある安岡正篤さんの名著。
 
政界・財界のみならず、皇室にも多くの心酔者がおり、「昭和最大の黒幕」とも称された伝説の人物です。
Photo
 
本書では「現代は天変地異人妖の時代である」とし、人が正当でなくなっていると表現している。
政界では不正が横行し、企業汚職は後を絶たない。
このような時代にこそ「正しい心を持った人が必要である」と説く。
自らを「ただの教育者にすぎない」と言う著者は、正しい心を育てるために、「人物学」に通じた人材を輩出する事が必要である、としている。
 
人物学を修めるために、必要な事は2つある。
      
1つは人物に学ぶ事。
それは、偉大な人物の面目を、時代や場所を超越して学ぶ事であるし、人物に学ぶ為に「生きた文献に接する事」である。
 
そして、人物学に伴う実践である。
知識を得て、教養や人格を加えて見識とし、反対や弊害を排する実行力を加え胆識とする。
ただ知識を得る事に満足せず、胆識というべき能力を、主体的に取得していかなければならない。
技術や能力を受け入れる器としての自分の器量を、教養を育む事で大きくしていかねばならないし、これは真剣に努力・勉強しなければ身につくものではない。
 
日本人の捉え方、グローバル社会を予見したような多様性の考え方、日々の生活において考慮すべき事や友人について、出処進退など。
没後25年余りを迎える著者の主張は全く時代を超越するものである。
 
本書に触れ、自分の教養の無さを痛感した。
知識も重要であるが、その知識を使う自らの教養を伸ばす為に注力する事。
学生時代に勉強してきた内容の薄さや軽さを、本書に思い知らされた思いでいっぱいだった。
 
ただ、本書でも引用されていた吉田松陰の言葉
「至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり」
という言葉にも代表されるように、
「心がけ一つで真剣になってやりさえすれば必ず道は開ける」
という思いをもって、
自らの器量としての教養を伸ばす事を意識して日々をおくる気持ちを新たにした読書であった。

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