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2013年10月

2013年10月20日 (日)

新・伸びる人の条件

このブログは自分の学びの為に書いています。

今回は、「新・伸びる人の条件」です。

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著者の安達元一さんは、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、スマップスマップ、笑っていいとも、など人気番組を次々と手掛けた凄腕プロデューサー。

彼が考える、これからの時代に伸びる人の条件を、5つの力にわけて説明する書籍です。

その力とは「仕事力」「人間力」「まとめ力」「コンテンツ力」「脳力」の5つである。

 

「仕事力」

これからの時代、組織に頼らず自ら価値を生み出せるようにならなければいけない。

著者はそのような力を、仕事力と定義している。

その能力を高める為に、

・できない理由より、できる方法を考える事

・その仕事をやる意味を理解する事

・自分の中のOKガイドラインを高くしておく事

が必要だ。

 

「人間力」

自分一人で何かを成し遂げられる人よりも、誰かと成果をあげられる人が求められるとし、人に信頼される力を、人間力と定義する。

人間力を高める為に必要な事を以下のようにあげている。

・自分を高くイメージし、自分がそうなる事を決める事

・他人と違う所を意識する事

・明るく、陽気に、人懐っこく、素直、付き合いが良よく、いつも笑顔でいる事

自分が誰かを信頼する、という事を考えれば、納得できる内容であろう。

 

「まとめ力」

会議や話し合いの場をまとめ、その場を回す力と説明する。

他人から多くの意見を引き出し、それをまとめ形にする能力が大切だ。

その力を伸ばす為に、

・他人の意見を否定しない事

・1つ上の次元を意識して、そこから俯瞰する事

が大切である。

 

「コンテンツ力」

アイデアや企画をする能力であり、著者の十八番ともいえる能力ではなかろうか?

アイデアを出す様々な方法を提唱してくれていた。

・受け取る人を想定してアイデアを出す事(子供でも見れる経済番組、とか、お爺ちゃん向けのアニメなど)

・他の成功事例からアイデアの概念をパクる(他事例の成功した要因だけを書き出し、それを一晩寝かす。頭からその事例が消えた頃に、その要因を見て考え始める。)

・しりとりアイデア(しりとりをして、その単語からアイデアを引っ張り出す)

・時代の空気を読む(8割の国民が8割気にしている事が基本)

とにかくアイデアは質より量を出す練習をするべきだそうだ。

それらをいくつかに絞ってブラッシュアップしていく。

その際には、企画内容を1行で説明できるようにしておく事も重要となる。

 

「脳力」

企画にしろ、仕事にしろ、脳のポテンシャルを最大限引き出せるようにしておくべきだ。

その為に

・制限時間を決めてから動く事

・全く違う事から発想する事(脳の中で普段刺激が入っていない部分を使う)

・スタート時のがっかりタイムを知っておく(脳の力は2次関数的に加速度をもって発揮されるので、スタート時は頭が働かなくて当然)

・ポストイットをたくさん貼る(多くの言葉や考えで頭を一杯にすると脳の力が目覚める)

という事を意識すると良い。

仕事をする以外にも、脳力を発揮する方法を知っておく事は、自分の力になるであろう。

 

最後に(最も著者が好きだと言う)とにかくジタバタする事だ。

頑張って苦しんでもがく事、それが自分を伸ばす最もシンプルな方法なのかもしれない。

インターネットが普及し、ものを知っている事や記憶力よりも、企画力や発想力という事の方が重要視されるであろう今後の時代、伸びる人になる為に大切な事を改めて考える機会となる読書であった。

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2013年10月13日 (日)

不動心

このブログは自分の学びの為に書いています。

今回は、不動心、です。

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ニューヨークヤンキースで大確約した松井秀樹選手が、2006年に手首を骨折した際に著した本書は、彼の人としての心の持ち方が記されている。

世の中にアスリートは星の数ほどいるが、その中で怪我で潰れてしまい、その後うきあがれなくなる選手も多い。

だが、松井選手は「引退も考えた」という大怪我を見事に克服し、2009年にはアジア人として初のワールドシリーズMVPを獲得、2013年には国民栄誉賞まで獲得している。

彼は逆境を乗り越えた、最も偉大なアスリートの一人と言え、その心の持ちようはアスリートでない人々にも、素晴らしい学びを与えてくれるだろう。

 

本書で最も印象的であったのは「才能より心の持ちよう」という言葉であった。

私の個人的な信念は、「最も大切なのは想いである」という想いなので、すんなりと自分に入ってきた言葉であった。

自分の想いに相応しい自分であるか?正しく自分を捉えられているか?

などの言葉も、厳しく自分を律する松井選手の心の中を表しているようである。

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」

恩師にもらったという言葉は、スゴク良い言葉だと思い、自分の中にも刻んでおこうと思った。

 

その他にも、

「コントロールできること、できないことを分けて考える」

「努力できる事が才能である」

など、野球の能力に関わらない場所での、松井選手の資質を感じさせる内容であった。

野球は名選手と呼ばれる選手でも打率3割、7割は失敗する競技である。

7割の失敗とどう向き合うか、自分にできる事は何か、不平不満を口に出すかどうか、というコントロールできる事を認識すること。

そして、コントロールできないマスコミとの付き合い方、などコントロールできない事に悩んでいないか?

「人間万事塞翁が馬」

結果的に幸運になるか不幸になるかは分からないので、今ココに集中し、不動な心に近づく事こそ、素晴らしい人生を手に入れる秘訣なのであろう。

素晴らしい人格者である、と言われる松井選手の内側を垣間見る事ができる読書であった。

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2013年10月 6日 (日)

1分で大切なことを伝える技術

このブログは自分の学びの為に書いています。

今回は、1分で大切なことを伝える技術、です。

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日本人はプレゼンテーション慣れしておらず、話が長く的を得ない事が多い。

学校教育の減点方式や、質問を求められる機会が少ない、という受け身の体勢が、その一因だと考えられる。

英語などの外国語に比べて、結論を最後に言う日本語という言語にも原因があるだろう。

 

しかし、ビジネスやコミュニケーションにおいて、簡潔に物事を伝える技術は必須である。

その技術が無いと相手に伝わらないばかりか、相手の時間を奪う事にもなるし、自分の言いたい事もハッキリしない。

シンプルに伝える技術は、自分の思考をクリアにする技術でもある。

本書ではシンプルに、という事を1分間で伝えるという観点でアドバイスする。

 

筆者は「たいていの事は1~2分で伝えられる」という。

1~2分で話をするという事は、意味の無い話をしている暇は無い。

コンセプトを明確にして、意味のある話をするようにしなければならない。

キーフレーズを作り、掴みを考え、相手のメリットやデメリットを話に盛り込むべきだ。

学んだ事を1分で説明する事や、川のフォーマット(1.現状 2.反論やプロセス 3.結論)を利用して話を作る事も、その練習に役に立つだろう。

人の話を聞く際に、質問する前提で、メモを取りながら聞く事なども、シンプルに話をする良い練習になる。

本書では他に「謝る」「相談する」「教える(叱る)」「指示する」という内容についても、シンプルに伝えるアドバイスをしている。

 

池上彰の大ブレイクを引き合いに出すまでもなく、わかりやすく物事を伝える技術は、誰にでも必要とされる技術なのであろう。

自分の話がシンプルであるか、何を言わんとしているのか、相手に届いているか?

シンプルに伝える事を意識におき、言動や思考を整理する必要性を感じる読書であった。

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