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2013年9月 1日 (日)

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

このブログは自分自身のアウトプットの為に書いています。

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今回は「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」です。

人材の育成という事を論じるときに欠かせないのが「松下村塾」である。

吉田松陰が「松下村塾」で教えたのはわずか2年半であったが、高杉晋作や伊藤博文(初代総理)、品川弥二郎(内務大臣)、山県有朋(第3代/第9代総理)、山田顕義(國學院大學と日本大学の創設者)など、総理大臣2人、国務大臣7人、大学の創設者2人を輩出した。

本書では吉田松陰の言葉を通して、その生きざまやマインドを浮き彫りにする。

幕末という混乱の世の中で、超優秀な人材を輩出し続けた考え方は、現在においても間違いなく必要とされるものであろう。

 

・心(マインド)

様々な言葉は「とにかく動き、やりつづける事」を強く印象付ける。

そして、その基盤となるのが、「感情、心、思いが全て。それらが人生を形作る」という事である。

7つの習慣においても、「頑張って梯子を登り続けても、その梯子がかかっている方向が間違っていれば、正しい結果は求められない」と論じていた。

行動の指針となるマインド、それは「いかに早く多くの失敗を重ねることができるか」ということであり、そのマインドが「未来はいくらでも自分の力で生み出す事ができる」という自信を作りだすのだ。

 

・士(リーダーシップ)

当時の武士は士農工商という制度に守られ、なにも生み出さなくても給料を得られていた。

その代わり、四六時中「生きる手本」であり続けなければいけなかった。

万人に対して公平な心を持ち、自分の美学のために自分の身を惜しみなく削った。

目の前にある安心より、正しいと思う困難をとった。

自分の信じる生き方を追求し貫く事や、人として正しい事やぶれない心を求める事。

松陰が理想とした武士の生き方は、間違いなく時代を越える概念であるだろう。

 

・志(ビジョン)

元々鎖国を推進していた松陰は、浦賀に来た黒船を目の当たりにし、考え方を180度変える。

剣と鉄砲しかない日本が、こんな造船技術を持っている国と戦うなんてできない、むしろこのような技術を学んで取り入れる方が、日本の国を強くするはずだ。

そういう思いに突き動かされ、なんと単身黒船に潜り込み、捉えられ、幽閉される事になる。

行動の裏側にあるのは「なんとしてもこれがやりたい」という志である。

志は現状維持を否定する。

現状は過去の選択の結果であり、未来は今まさに心で決めた事によって決まる。

心からの充実を得る為に、「自分がどう生きたいか?」を追求し、慣れ親しんだ場所から出た時に、自分にとっての本当の人生が始まるのだ。

 

・知(ウィズダム)

素晴らしい本を読んでも、素晴らしい話を聞いても、素晴らしい景色を見ても、それは単純に知識が増えただけで人生の根本的な役には立たない。

「自分がどう生きたいか?」という志があれば、どこへ行っても、誰と会っても、なにを聞いても、自分の人生を明るく照らす光となる。

松陰は、志を立てる為の源は「負けん気である」という。

素晴らしいものに出会った時、「自分も同じ人間だ。負けてなるものか」と発奮する事ができるかどうか?

負けん気の正体を見つける事ができたら、もういても立ってもいられなくなるはずだ。

志の為に行動するからこそ本当の知識を得られ、はじめてその学問を理解できたといえるだろう。

 

・友(フェロー)

同じ志に向かって、共に歩める友人は貴重だ。

その様な友を作る為に、まずは自分から熱くなる事、自分から動き出す事だ。

その姿を見て、冷やかになったり、離れて行ったりする人もいるだろうが、同時にその思いを受け止めて、一緒に熱くなってくれる人も必ずいる。

松陰は自分の弟子たちを「友」と呼び、場所を問わず学び、本音をさらけ出しあった。

お互いに想いをぶつけ合い、志を合わせる事。

本音をぶつけたもの同士の絆は、いつまでも心の中でつながり続ける。

松陰は志半ばで命を落としたが、そのような友の存在によって、明治維新は成し遂げられたのだ。

 

・死(スピリット)

死という終わりを意識できるのは人間だけだ。

限りある命をどう使うのか?

限られた時間を使って、祖先や大切な人に何ができるか?

もし自分が死んだとしたら、何が残るだろうか?

本気で生きるとは「わずかな時間でなにができるか」を必死で考える事に似ている。

松陰は死罪になるとわかっていながら、迷うことなく海外へ密航しようとした。

死の瞬間まで「人生とは何か?」を問い続け、教え続けた松陰が、30年という短い人生で残したものは、「日本人の魂」というべきものであり、その魂は間違いなく私達の中に受けつがれているハズだ。

 

本書で紹介されている松陰の言葉を通じて、「君は本気で生きているか?」という問いかけを感じられる。

本気で生きる為に自分が行う事は、

なんとしてもこれがやりたいという事を追求する、自分がどう生きたいかという本質を追求する、自分から熱くなり動き出すという事、

であると感じた。

それらを実現する為に「自分の感情を素直に感じる」、「負けん気を持って素晴らしいものに触れる」、「想いを言葉にしてアウトプットする」、という事を実践していきたいと思う。

時代を超越する吉田松陰の言葉に触れ、心に熱さを得られた読書であった。

 

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