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2013年9月

2013年9月21日 (土)

ビジネスマンの為の人物力養成講座

このブログは自分の学びの為に書いています。

今回はビジネスマンの為の人物力養成講座。

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経営コンサルタント、小宮一慶さんの大人気シリーズです。

 

ブームで終わる人と後世まで語り継がれる人の違いは何処にあるのか?

本書ではそれを人物力と呼び、どんな能力かを説明し、身につける為の方法を提案する。

著者が考える人物力とは、次の12個の能力で説明されている。

1.細かい心配りができる 2.前向きに思考し、行動する 3.妥協をしない 4.何事も受け入れる 5.見栄をはらないが、ケチでは無い 6.軽くはないが偉そうでもない 7.決断力がある 8.動じない 9.驕らない 10.怖いけど優しい 11.自責の意識をもつ 12.自分を犠牲にしても他者のために生きられる

この様な能力を持つ人は、どんな行動をとるのか?

 

街中で見わける人物力は以下のようなものだ。

1.周りに不快感を与えず配慮する事ができる(SUICAを叩くようにしていたり、自分中心の行動をとらない)

2.ゆったりとしていて人を受け入れる(地位が高くても一緒にいたいと思える居心地)

3.自然体で、誰に対してもきちんと相手を立てる(人前で相手を叱らない、どんな立場の人でも意見を受け入れる、など相手の立場を考えて行動する)

4.ぶれない価値観をもっている(言動に一貫性があり、周りに流されない価値観を持つ)

5.誰とでも平等に付き合う(どんな地位にいても、上司・部下の違いによって態度を変えない)

6.いいわけ、不満、できないと言わない(まずやってみよう、という精神を持ち不平不満を言わない)

7.常に一歩踏み込み、学び続ける(気配り、心配りなど、いつでも相手の一歩先、深い所へ踏み込む。常に学びの姿勢を持っている)

8.お金、友人関係、話し方(金づかい、人付き合い、喋り方にはその人の品格が出る)

 

このような能力は心理的にみると以下の様な特徴があるという。

① プラスのストロークを与える(ポジティブなリアクションをしてくれる)

② 快適ゾーンが広い(不快感を持つ事が少なく、動じない性格)

③ 心理バリアが低い(人に対しての壁が低く付き合いやすい)

④ レッテルをはらない(初対面でも思い込みを持たずフラットに付き合う)

⑤ 他者との違いを知っている(違う事が当然と思っており、ナチュラルに人と付き合える)

 

その様な能力を身につけるには、どうしたらいいか?

本書では8つのステップを紹介している。

ステップ1 人物力とは何かを知る(まず知る事、その後に身につく、知らなければ身に付かない)

ステップ2 小さな行動を大切にする(どんな事でも行動する、という事にフォーカスする)

ステップ3 譲る訓練をする(人に何かを譲る事を実践する)

ステップ4 言った事を守る(どんな小さな事でも、発言した事を守る為にメモを取ったりする)

ステップ5 人物力のある人と付き合う(周りの人を見ればその人がわかる、自分の周りにも人物力を持った人をおいておく)

ステップ6 人を楽しませる(人物力のある人は一緒にいて楽しい。面白い事を言ったりやったりするだけでなく、プレゼントをしたり、楽しませるように努める事が大切)

ステップ7 素直になる(朝起きた時、今日は素直でいようと思う事。夜寝るときに、今日は素直でいれたか、と問う事)

ステップ8 正しい志をもつ(人はなりたい人になる。志は人生の羅針盤となる。日々や年間の目標を達成しつつ、将来的な志を作る事が大切)

 

人物力は仕事の能力の前に身につけておくべき能力である。

大胆だが細心な人物、一緒にいたいと思わせる楽しさと穏やかな雰囲気を持つ人物。

その様な能力を身につける事で、仕事力やお金もついてくる。

日々の行動の中で人物力を身につけていきたいと思う読書であった。

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2013年9月 1日 (日)

覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰

このブログは自分自身のアウトプットの為に書いています。

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今回は「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」です。

人材の育成という事を論じるときに欠かせないのが「松下村塾」である。

吉田松陰が「松下村塾」で教えたのはわずか2年半であったが、高杉晋作や伊藤博文(初代総理)、品川弥二郎(内務大臣)、山県有朋(第3代/第9代総理)、山田顕義(國學院大學と日本大学の創設者)など、総理大臣2人、国務大臣7人、大学の創設者2人を輩出した。

本書では吉田松陰の言葉を通して、その生きざまやマインドを浮き彫りにする。

幕末という混乱の世の中で、超優秀な人材を輩出し続けた考え方は、現在においても間違いなく必要とされるものであろう。

 

・心(マインド)

様々な言葉は「とにかく動き、やりつづける事」を強く印象付ける。

そして、その基盤となるのが、「感情、心、思いが全て。それらが人生を形作る」という事である。

7つの習慣においても、「頑張って梯子を登り続けても、その梯子がかかっている方向が間違っていれば、正しい結果は求められない」と論じていた。

行動の指針となるマインド、それは「いかに早く多くの失敗を重ねることができるか」ということであり、そのマインドが「未来はいくらでも自分の力で生み出す事ができる」という自信を作りだすのだ。

 

・士(リーダーシップ)

当時の武士は士農工商という制度に守られ、なにも生み出さなくても給料を得られていた。

その代わり、四六時中「生きる手本」であり続けなければいけなかった。

万人に対して公平な心を持ち、自分の美学のために自分の身を惜しみなく削った。

目の前にある安心より、正しいと思う困難をとった。

自分の信じる生き方を追求し貫く事や、人として正しい事やぶれない心を求める事。

松陰が理想とした武士の生き方は、間違いなく時代を越える概念であるだろう。

 

・志(ビジョン)

元々鎖国を推進していた松陰は、浦賀に来た黒船を目の当たりにし、考え方を180度変える。

剣と鉄砲しかない日本が、こんな造船技術を持っている国と戦うなんてできない、むしろこのような技術を学んで取り入れる方が、日本の国を強くするはずだ。

そういう思いに突き動かされ、なんと単身黒船に潜り込み、捉えられ、幽閉される事になる。

行動の裏側にあるのは「なんとしてもこれがやりたい」という志である。

志は現状維持を否定する。

現状は過去の選択の結果であり、未来は今まさに心で決めた事によって決まる。

心からの充実を得る為に、「自分がどう生きたいか?」を追求し、慣れ親しんだ場所から出た時に、自分にとっての本当の人生が始まるのだ。

 

・知(ウィズダム)

素晴らしい本を読んでも、素晴らしい話を聞いても、素晴らしい景色を見ても、それは単純に知識が増えただけで人生の根本的な役には立たない。

「自分がどう生きたいか?」という志があれば、どこへ行っても、誰と会っても、なにを聞いても、自分の人生を明るく照らす光となる。

松陰は、志を立てる為の源は「負けん気である」という。

素晴らしいものに出会った時、「自分も同じ人間だ。負けてなるものか」と発奮する事ができるかどうか?

負けん気の正体を見つける事ができたら、もういても立ってもいられなくなるはずだ。

志の為に行動するからこそ本当の知識を得られ、はじめてその学問を理解できたといえるだろう。

 

・友(フェロー)

同じ志に向かって、共に歩める友人は貴重だ。

その様な友を作る為に、まずは自分から熱くなる事、自分から動き出す事だ。

その姿を見て、冷やかになったり、離れて行ったりする人もいるだろうが、同時にその思いを受け止めて、一緒に熱くなってくれる人も必ずいる。

松陰は自分の弟子たちを「友」と呼び、場所を問わず学び、本音をさらけ出しあった。

お互いに想いをぶつけ合い、志を合わせる事。

本音をぶつけたもの同士の絆は、いつまでも心の中でつながり続ける。

松陰は志半ばで命を落としたが、そのような友の存在によって、明治維新は成し遂げられたのだ。

 

・死(スピリット)

死という終わりを意識できるのは人間だけだ。

限りある命をどう使うのか?

限られた時間を使って、祖先や大切な人に何ができるか?

もし自分が死んだとしたら、何が残るだろうか?

本気で生きるとは「わずかな時間でなにができるか」を必死で考える事に似ている。

松陰は死罪になるとわかっていながら、迷うことなく海外へ密航しようとした。

死の瞬間まで「人生とは何か?」を問い続け、教え続けた松陰が、30年という短い人生で残したものは、「日本人の魂」というべきものであり、その魂は間違いなく私達の中に受けつがれているハズだ。

 

本書で紹介されている松陰の言葉を通じて、「君は本気で生きているか?」という問いかけを感じられる。

本気で生きる為に自分が行う事は、

なんとしてもこれがやりたいという事を追求する、自分がどう生きたいかという本質を追求する、自分から熱くなり動き出すという事、

であると感じた。

それらを実現する為に「自分の感情を素直に感じる」、「負けん気を持って素晴らしいものに触れる」、「想いを言葉にしてアウトプットする」、という事を実践していきたいと思う。

時代を超越する吉田松陰の言葉に触れ、心に熱さを得られた読書であった。

 

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