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2013年7月

2013年7月31日 (水)

伝え方が9割

このブログは自分の学びの為に書いています。

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今回は「伝え方が9割」です。

 

私は物事に絶対的な「良い」「悪い」は無いと思っている。

それは起こる事そのものに、「良い」「悪い」という概念は無く、見方やそれを受け取る人によって「良い」「悪い」という判断がなされるからである。

モノや商品も「伝え方」によって受け取る人の価値が変わってくるだろう。

例えば、商品を売る際、ただ単に「陳列」するよりも「スタッフによる販売」、さらにそれよりも、「プロによる実演販売」の方が、高い価値を伝える事ができる。

そのような「伝え方」の技術を紹介したのが本書である。

 

具体的な手法の一番の基本は、

1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない

2.相手の頭の中を想像する(7つの切り口を使う)

3.相手のメリットと一致するお願いをつくる

という事だ。

相手の頭の中を想像する切り口として、

・相手の好きな事 ・嫌いな事の回避 ・選択の自由 ・認められたい欲 ・あなた限定 ・チームワーク化 ・感謝

という7つを使う。

お願いを実現させる答えは、自分ではなく相手の中にある、という事が基本なのだ。

 

例えば、「自転車放置禁止」を訴える際に本手法を使うと、

1.自分の頭の中 ⇒ 自転車を置かないでほしい

2.相手の頭の中 ⇒ 自転車を置くと助かる。自転車が無くなったら困る。駅に近い所や安全な場所に置きたい

3.相手のメリットと一致させる ⇒ 「ここに置くと無くなりますよ」など…

という事になる。

 

また、相手の感情に訴える「強い言葉」を作る5つの技術も紹介されている。

1.サプライズ法

サプライズワードと言われる「あ、」や「そうだ」、「ほら」などの言葉を入れたり、単純に「!」を付け、感情を動かす方法である。

例には「あ、小林製薬」や「そうだ、京都行こう」などがある。

2.ギャップ法

最初に正反対の言葉を入れ、感情の起伏を起こし、心に訴える方法である。

「これは私の勝利では無い、あなたの勝利だ」や「No1にならなくてもいい もともと特別なOnly1」、「考えるな 感じろ」などが例になる。

3.赤裸々法

最も伝えたい言葉の前に、身体の反応を入れ、言葉に熱を持たせる方法。

「思いだしても顔が真っ赤になる位、素敵な夜でした」や「何も考えられない お腹がすいた」などという例がある。

4.リピート法

伝えたい言葉を繰り返し、相手の頭に刷り込む方法である。

「人民の人民による人民の為の政治」や「さいた さいた チューリップの花が」などが良い例である。

5.クライマックス法

クライマックスワードから話を始めて、相手に集中してもらう方法である。

「ここだけの話ですが…」や「これだけは忘れないで下さい」というクライマックスワードを話の最初に付けると、クライマックスを演出できる。

 

長文を作る際も、「出だし」「フィニッシュ」「タイトル」に5つの技術を使用する事で、飽きずに読める文章を作れるそうだ。

具体的でスグに使える技術の数々で、キャッチコピーや販促物を作成する際に是非使ってみようと思った。

ベストセラーにもなっている書籍で、サクッと読めて実践的な1冊でした。

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2013年7月 4日 (木)

考え・書き・話す 3つの魔法

このブログは自分自身のアウトプットの為に書いています。

今回は「考え・書き・話す 3つの魔法」です。

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著者はコンサルタントの質問力などの著書でお馴染の野口吉昭さん。

読みやすい内容の新書は気軽に手にとれるビジネス書です。

 

ビジネス書を読む人にはビジネススキルを高める目的があるだろうが、そもそもビジネススキルを向上するには、どうしたらいいのか?

著者はその方法を、考える事、書く事、そして話す事であると主張する。

これらの能力を向上する事こそ、成長が早くなり、実績・能力をあげられる。

インプットのみでは能力は向上せず、アウトプットする事が重要だ。

アウトプットする(書く・話す)為には、インプットした内容を自分の中で噛み砕き、相手に合わせて構築しなおす(考える)必要がある。

この点において、日本人は海外の人に比べて、圧倒的に不利であろう。

学校教育、戦後のキャッチアップ経済、年功序列の企業体勢などを経験してきた私達には、考える力が明らかに不足している。

私自身も含め、基本的に人間は苦手な事をしたくないものなので、不足している能力を向上する事は、なかなか難しいと感じる。

だが、この苦手な「考える・書く・話す」事を克服する為のヒントをくれるのが、本書のポイントである「3つ」の魔法である。

 

「3つ」を意識する事で、プレゼンテーション能力(話す・伝える力)が上がり、物事の理解や思考が深まる。

例えば、本書では、3つを使って伝えている例に、

・Yes We Can!

・早い!安い!旨い!

などを挙げていた。

これが、

・We Can!

・早い!安い!旨い!お手軽!

などとしてしまうと、記憶に残りづらくなる。

確かに、様々なセミナーに行って、相手に何かを伝える際には、最高でも3つ以内という事が重視される事が多い。

運動指導におけるティーチングメソッドにおいても、指導する際のポイントは3つ以内であった。

何かを伝える時は、「3つ」を意識するべきであろう。

 

書く能力においても「3つ」の魔法が存在する。

物語の基本構成は「起承転結」と言われるが、ビジネスにおいては、これでは失格だ。

ビジネス文書における基本構成は「結起承」である。

まず結論(何が言いたいのか)が最初であり、説得力を与える内容を続けていく。

イチローや石川遼選手の小学生時代の作文が例に挙げられていたが、完全にこの体裁を踏襲していた。

 

考える方法についての「3つ」は、ロジックツリーを挙げていた。

物事の分解に役立つロジックツリーを作る際のポイントも、3つずつ分解する事である。

Whyツリー、Whatツリー、Howツリーという3つのロジックツリーが登場するのも、3つを意識した内容であった。

これらをプレゼンへ落とし込む際にも、三段論法やPREP法など、やはり3つの魔法が存在する。

 

苦手な事を克服するためのきっかけとして、3つを意識する事が有効な方法になるであろう。

何かを伝える時、何かを書く時、何かを話す時に、3つの魔法を意識し能力を向上していこう。

能力の向上を、自身の信念や思い、戦略を作り出すことにつなげていきたいと感じる読書であった。

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