« 佐藤可士和の新しいルール作り | トップページ | 統計学が最強の学問である »

2013年4月20日 (土)

昭和史~戦後篇

このブログは自分自身へのアウトプットの為に書いています。

今回ライフネット生命、出口社長のおススメ書籍「昭和史~戦後篇」です。

Image

人間という生き物の本質は何千年経っても変わらない。

歴史を学ぶ事は人間を学ぶ事。

ファクト(事実)を正しく見る(掴む)為には、人間を知る事が大切だ、と出口社長は語っていました。

そんな前提のもとに我々日本人の行ってきた歩みを省みて、日本人というモノを学ぶつもりで読み進めました。

 

全体を通して、敗戦後の日本に出来上がった「対米関係に奔走する政治家」と「復興にむけて努力する国民」という構図が浮き彫りになっていた。

政治家は様々な思惑を秘めつつ、対米的には良い顔をする。

国民は「経済の再生」という課題に必死に取り組む。

周辺各国で起こる戦争(朝鮮、ベトナム、キューバ…)についても「我関せず」の態度で、経済復興をすすめ、世界第2位の経済大国にまでなりあがる。

敗戦国でありながら、他国の戦争需要にのっかって、どんどん成長した訳である。

読み進めて感じたのは、GHQによる統治、そして過去の成功体験が、日本人から主体性を奪ってしまったのではないか?という事だ。

とにかくアメリカに追いつけ追い越せでガムシャラに経済復興を目指していた先人達の努力が、今の豊かな日本を作り上げてくれたのだが、それに伴う弊害とも言える現在の日本人が抱える問題も多く指摘があった。

特に日本人の外交下手は、当時から見られるそうだ。

ここでも「起きて欲しくない事は起きないだろう」という精神がよく出ている。

著者はこれからの日本人として必要な5つの要因を、次のように上げている。

1.無私になれるか?真面目に戻れるか?

 

2.組織や慣習、小さな箱から出る勇気を持つこと。

 

3.大局的、地球規模で物事を捉える展望能力。

 

4.他人に頼らず世界に通用する知識・情報を得る。

 

5.「君は功をなせ。我は大事をなす。」という悠然たる風格。

 

 

 

この5つを自分に当てはめて見ると、どの要因も鋭く突き刺さる内容だ。

1.真面目に無私にフィットネスに取り組めるか?

2.小さな会社、業界から出る勇気があるか?

3.大局的、地球規模で世界を見れるか?

4.他人に頼らず世界に通用する個人になれるか?

5.大事と言えるビジョンを持ち、風格を持つ事ができるか?

自分の会社、業界において、これらの要因を満たすような人間がどれだけいるか?

自分がこれらの要因を満たせるようになったら、どれだけ充実感を感じられるだろうか?

会社や業界への貢献という枠を超え、いち日本人、地球に暮らす人間として、自分の立ち位置を見直せる読書となった。

自己啓発書籍を読む以前に、自分の軸を作る為に、歴史を学ぶ事の良さを感じた。

学生時代に学んだ歴史は全く身についていないが、この年で学ぶ歴史に大きな価値があった。

 

 

昭和史2冊を合わせて1000ページを越える大作だが、楽しく読む事ができました。

今後も自分の軸を作る為に、歴史を知る読書を続けていきたいと思いました。

|

« 佐藤可士和の新しいルール作り | トップページ | 統計学が最強の学問である »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1166152/51300148

この記事へのトラックバック一覧です: 昭和史~戦後篇:

« 佐藤可士和の新しいルール作り | トップページ | 統計学が最強の学問である »