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2013年3月17日 (日)

サラリーマン再起動マニュアル

今回は「サラリーマン再起動マニュアル」。

5年前に書かれた書籍だが、全く色あせず、刺激的な一冊で、現在30~40代のサラリーマン達に再起動を促す内容だ。

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それを打開する為の準備として、「タイムマネジメント」「英語力」「生きたお金を使う事」を挙げている。

「生きたお金」とは車や住宅では無く、海外投資などの資産運用を指す。

まったく利益の出ない銀行預金をして思考を停止してしまうよりも、投資信託や不動産投資など思考を使って利益・資産を増やせる事にお金を使うべきなのだそうだ。

そして、それらを土台に「インプット力」「プロデューサー力」「スピード」「構想力」をつけていく。

世界情勢にアンテナを張る事、人とのディスカッションをする事、素直な心で現場を見る事がインプット力の基本となり、現在の若者にやる気を与える活躍の場(ヒーロースポット)を作れる能力がプロデューサー力となる。

スピードが重要な事は言うまでも無く、5年後のライフスタイルを考えられる構想力も必要になってくる。

それらを土台に「上にモノを言える力」「付和雷同しない力」を持つ事が、中年総合力というべき能力となる。

 

 

著者の主張するキーワードは「思考停止していないか?」に集約されるのではないかと感じた。

特に、3500万人いる中堅社員の、ほとんどは思考停止しており、意欲があるのはせいぜい15万人程度であると予測する。(著者の予測なので、実測ではないが、4%理論を使っているのではないかと想像する)

思考停止している社員は入社10年もすると惰性走行となり、変化のスピードに適応して生き残っていく事はできない、と主張している。

先日伺ったライフネット生命の出口社長の言う、「キャッチアップ経済」から「マルチプル経済」への変化、も大きく関わっていると感じた。

戦後の日本に見られた、目標(アメリカ)に向かって猛進する勢いは、サラリーマンの思考停止を招き、現在の日本を形作っている。

しかも将来その日本を支えるべき若者は、バブル崩壊の際に住宅ローンを抱えて苦しんでいる親を見ており、夢や希望の無い無気力国家を作りかねない。

 

 

 

何にせよ5年前と5年後の社会は全く予想もできない位の変化をしているハズ。

まずは自分から、今までの経験をクリアにして、新しい世界へと自分自身を再起動していかなければならない。

経験に頼らず、常に自分の考えを持つ事、時間がかかっても自分の頭で思考をする事にこそ、私達の唯一の武器となると確信を持てる読書であった。

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